中小企業診断士試験難易度

 中小企業診断士試験の受験を検討する際に不安になるのは、自分が本当に受験勉強を続けられるのか、合格するために何をすればよいのか、具体的なイメージがわきにくいからだと思います。

そんな悩みに答えてくれるのが『合格体験記』です。

これから受験を考えている方は、過去の受験生が実際にどのように試験勉強に取り組んできたのか、どんな悩みがあったのかを追体験することで、自分が受験に取り組むイメージをすることができます。

また、すでに受験勉強を始めている人には、今後のスケジュールを立てていくうえでのヒントになります。

しかし、中小企業診断士試験の合格体験記はネット上でたくさん見ることができますが、実際に読んで役立つのはほんの一握りです。

目についた合格体験記を片っ端から読んでいくとキリがなく、受験に取り組むのが遅れたり、学習の方針が混乱することも考えられます。

今日は、実際の合格者である私が読んで、これは受験生が読んで参考になるという記事を厳選してお届けしたいと思います。

合格体験記をよむ場合の注意点

今回、さまざまな合格体験記を読み、あなたにお届けするにあたり、特に気を付けたことは【商業的観点で書かれたものではないこと】です。

合格体験記は、受験予備校や通信講座の教材販売ツールとしての側面があります。

それは、合格体験記が『うちの教材を使えば合格できますよ!』という信頼性の確保に大変有効だからです。

そのため、予備校や通信講座の運営会社は自社の教材を使った合格者に合格体験記を書いてもらい、自社のホームページに掲載するのです。

そのような記事はバイアスがかかっているケースが多く、みなさんの正確な判断を妨げる恐れがあると思っています。

自社の教材が悪かった、複数年かかったなどの体験記は受験校は掲載したくないですよね。

でも本当は、失敗談がある合格体験記にこそ、あなたに役立つヒントがあるのです。

ですので、今回の記事は予備校HPなどに掲載されている記事は排除しています。

また、できるだけいろいろな背景の受験生のヒントになるよう、合格者の背景も異なるように選んでいます。

あなたにおすすめの中小企業診断士独学合格体験記

では、ここからはあなたの抱えている悩みに答えられる合格体験記をご紹介していきます。
合格者のプロフィールからあなたの状況に近いものを選んで読むことで、きっとヒントを得られることでしょう。

【手段は独学! 目標は一発(ストレート)合格!! 中小企業診断士 資格試験体験記】

 リンク:http://www.sakanade.com/tys/tytop.html

◆参考にしてほしい方◆
①現在、システム系の仕事に就いている方
②予備校・通信などを使わずに完全独学で受験を考えている方
③中小企業診断士を独学学習するスケジュールをおおまかに知りたい方
合格年度:2009年
合格までの期間:1年間
予備校・通信講座:なし(完全独学)
使用した教材:おもにスピードテキスト、スピード問題集

◆ブログの筆者の背景

当時の職業:中小企業のシステム管理者
保有資格: 初級システムアドミニストレータ、基本情報処理技術者、情報セキュリティアドミニストレータ、.comマスター★★、LPICレベル1、日商簿記2級
最終学歴:私立大学(名古屋市)
毎月の小遣い:1万円

※ブログの記載より引用。

どこの予備校も通信教材も使用せずに完全独学で合格している強者の方です。
スピードテキスト・問題集のみを購入し、一年で一次試験・二次試験ともに突破しております。しかも、一次試験は平均点が70点超えです。
まさに、独学の理想形なのではないでしょうか?

ブログには細かいスケジュールや勉強法なども記録されており、葛藤なども生々しく、読み物として楽しんで読むことができます。

特に二次試験直前のつらい経験を跳ね返し、合格を決心する場面には落涙必至です。

合格までにかかった教材費は驚愕の43,050円!!!
受験料金を合わせても7万円ちょっとです。。。

ある意味、中小企業診断士独学生のカリスマとも言えるのではないでしょうか。。。

注意する点としては、合格年度が2009年と古く、その当時とは一次試験、二次試験ともに傾向が違ってきています。特に二次試験は趣向が変わってきており、難しくなっております。

正直、この方は超特殊事例だと思います。

すべてを鵜呑みにはしないように注意してくださいね。

【中小企業診断士試験 一発合格道場 『ぐっちさん』の合格体験記】

 リンク:http://rmc-oden.com/blog/archives/110285

◆参考にしてほしい方◆
①予備校か独学か悩んでいる方
②一次合格後に独学に切り替えるか悩んでいる方
③二年計画を検討している方
合格年度:2018年度
合格までの期間:2年間
予備校・通信講座:一年目⇒TAC通学、二年目⇒独学
最終学歴:理系大学

筆者の背景:37歳男性
現職:システム会社勤務
保有資格:基本情報技術者

一年目に予備校通学(TAC)から二次試験不合格、二年目は完全独学で合格しています。

予備校も独学も経験しているため、実感を持って通学・独学のメリットとデメリットを語ってくださっています。

二年目の二次試験までのモチベーションの維持に悩んだり、自分で考えて教材を選んだりする際の考え方などは大変参考になると思います。

他にも『一発合格道場』には参考になる合格体験記が沢山掲載されているので気になるものがあれば読んでみてください。

 

【中小企業診断士まっころの独学合格記】

 リンク:https://chushoshindan.com/

◆参考にしてほしい方◆
①高卒での受験を考えている方
②完全独学での受験を考えている方
③独学でのモチベーション維持に不安がある方
合格年度:2018年度
合格までの期間:2年間
予備校・通信講座:なし
最終学歴:高卒

筆者の背景
性別:男 年齢:37歳
家族:妻、息子1人
居住地:愛知県名古屋市
最終学歴:高卒
仕事:法人相手の営業⇒企画・マーケティング職
取得資格:簿記2級
スキル:HTMLとCSS

※HPから引用

この方は高卒でかつ、完全独学で合格をつかみ取っている点で非常に珍しい事例と言えるので取り上げさせていただきました。
合格年度は最新の30年度です。

大変参考になるのは『Study Plus』アプリを利用した、学習時間のかなり細かい記録です。
2年間、どの科目にどれくらいの時間をかけたのか、その結果がどうだったのか、大変わかりやすく教えてくださっています。

一年目は、モチベーションの維持に悩み、学習が進まず、落第しております。
途中から、御三家科目『企業経営理論』『財務会計』『運営管理(途中で離脱)』に絞って学習されていますが、結果的に科目合格できたのは『財務会計』のみでした。

『経済学』や『経営情報システム』は無勉強で50点台まで点数を取れていますので、少しでも学習しておけば合格できたかもしれませんね。。。

このあたりの経験談は、中小企業診断士試験の特性である『学習しなくてもある程度点数は取れるけれど学習しても点数がなかなか伸びない』を表しているのではないでしょうか。

ちなみに合格した『財務会計』、50点台だった『経営情報システム』、『経済学』は平成29年度は比較的合格率が高い年でした。
※詳しくは年度別の科目合格率を分析したこちらの記事をご覧ください。

二年目はモチベーションのアップダウンを繰り返しながらも、470点という高得点で合格されています。

この方が、本格的に勉強し始めてからの一次試験合格・二次試験合格がスムーズだった理由は、終始『会計系の科目』に苦労していなかったことに尽きると思います。
やはり簿記2級を持っていると有利だということがわかります。

私は結局、財務会計・事例Ⅳともに合格点まで行きませんでしたので・・・。

高卒の方でも簿記2級などの財務系の資格を持っている方は、是非挑戦してみるといいでしょう。

記事数が多いですが文章は読みやすいので、サクッと読めてしまう良い合格体験記だと思っています。

【AASホームページ 29年度合格体験記】平野さん

 リンク:https://www.aas-clover.com/archives/taiken/6176

◆参考にしてほしい方◆
①中小企業診断士試験への認識を引き締めたい方
②多年度受験の実情を知りたい方
③二次試験のレベル感について知りたい方
合格年度:2017年度
合格までの期間:約8年間
予備校・通信講座:AAS(二次試験)
最終学歴:不明

筆者の背景:男性
現職:IT関連会社勤務
保有資格:不明

この方はかなり苦労されて中小企業診断士試験に合格しています。実に8年間をかけて取得しています。その間の学習方法の変遷や考えの変化など、参考になる部分が多いです。

個人的には、『私が試験を始めたころに2歳だった子供ももう10歳』という一文が心に刺さりました。

一次試験合格に3.5年ほどかかっていますが、やはりキーになったのは『一次試験に集中する』ことだったようです。

こちらのAASは中小企業診断士二次試験に特化した予備校です。

二次試験対策だけで20万円ほどの料金がかかりますが、一次試験合格後、二次試験の独学に限界を感じた方は検討してみるのも選択肢かと思います。

 中小企業診断士合格体験記まとめ

 中小企業診断士試験に取り組む受験生も抱えている背景はさまざまです。

しかし、合格している方には共通していることが沢山あります。

諦めずにとにかく勉強し続けることや、教材をあれこれ変えずに「使い切る」ことです。

そして、受験のモチベーションを維持し続けるには、具体的な合格までのイメージを持つことが大変重要です。

 この記事を読んで、具体的な合格までのイメージをみなさまが持ち、中小企業診断士合格に一歩近づけたなら幸いです。

 

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