中小企業診断士試験に合格するための勉強時間は一般的に1,000時間と言われています。
しかも、それなりの大学出身の受験生が多数にもかかわらず、合格率は4%ほどです。
そんな試験に半年で合格することは可能なのでしょうか?
今日は、6カ月間で対策し、どうしても一発で合格したいあなたのために、半年で合格するための戦略をご提案いたします。
私自身は一年をかけて準備し、合格しているため、半年合格の経験者ではありませんが、ここまでやったら合格できるんじゃないか、という推定で考えています。
大変困難な道のりですが、挑戦する価値はあります!
どうしても半年で合格したい方は是非ご参考にしてみてください。
ちなみに当サイトでは、半年前に受験を決意した方には、2年合格の戦略も提案しております。
この記事を読み、『さすがに無理だな』と思ったら、こちらの記事を読んでみてください。
中小企業診断士【独学】二年合格の戦略。優先するのはこの科目!
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Contents
中小企業診断士に半年で合格する学習計画
まず前提条件として、ここでいう『半年前』は『一次試験まであと半年』です。
つまり、2月からの学習開始を想定しています。
年が明けて、新しい年に新しいことにチャレンジしようと中小企業診断士受験を決意したような方を想定しています。
また、『合格』は『一次試験合格』を指しています。
なぜなら、ほとんどの受験生は一次試験までは二次試験の対策をしていないため、一次に合格してしまえば他の受験生に追いついたことになるため、あとは通常の二次試験対策を行えばよいからです。
半年合格の戦略
では、早速半年合格の戦略を考えていきましょう。
大枠の戦略としては、超高回転戦術で差別化戦略です。
とにかく短期間で各科目学習を回転させて基礎の定着を図りることを目標とします。
学習教材は、『スタディング』の 1次2次合格コース[2024+2025年試験対応]スタンダードコース を使用します。
理由は、
①スキマ時間をフル活用するために最適化されている教材であること
②講座が1時間程度ずつに細分化されていて、テンポよく学習がすすめられること
により、短期合格に最適な教材だからです。
さらに、24年度試験に合格できなかった場合でも、25年度試験対策教材に無料でアップデートできる点も大きな魅力です。
さらに通信教材の中でも、価格が安いのも魅力です。
短期合格を目指すなら、教材選びをしているヒマはありません。
この記事の最後にスタディングのおすすめコースや選び方について詳しく説明した記事リンクも貼っておきます。
大日程計画(半年間のおおまかな計画)
まず、半年間の大まかな計画です。
6ヶ月間を3ヶ月ずつ2つに分けて、基礎定着⇒得点アップで合格を狙います。
模試:5月(スタディング「合格模試」またはLEC「一次ステップアップ全国模試」)
得点UP期:5・6・7月
5月の模試までに基礎の定着が出来れば、先行する学習者にほぼ追いついたと思っていいでしょう。
模試以降は、模試を参考にして頻出論点と自分の苦手な論点を把握し、ひたすら過去問学習に取り組んでください。
スタディングだけでは心もとない場合には同友館「過去問マスター」という教材を苦手科目に絞って併用するとよいでしょう。
これで合格レベルの得点に持っていきます。
中日程計画(週次・月次計画)
続いて、より細かい月次の日程を立てていきましょう。
基本的には、上述の大日程計画に順じて各月にタスクを振り分けていきます。
2月 過去問解答・スタディング1周目
3月 スタディング2周目
4月 スタディング3周目
5月 スタディング合格模試⇒模試の復習(頻出論点と苦手論点の確認)
【得点アップ期】
5月 過去問学習
6月 過去問学習
7月 過去問学習
8月 一次試験 本番
まず、学習に入る前に、土日をまるまる使用して過去問を全7科目分解答してみることをおすすめします。
いきなり過去問に手を出しても、手も足も出ないかもしれません。
しかし、これをすることでレベル感と最終的な到着地をつかむことができます。
どこが目的地がわからなければ走りだせませんよね?
なので、この過去問をまず解く、ということが本当に大切です。
土日休むのが難しい方は、1日だけでも時間をとって下記の記事を参考に3~4科目程度解答してみてください。
高偏差値・難関大卒かは関係ない!?中小企業診断士試験の真の難易度を測る唯一の方法!
おすすめは、
の4科目です。
これでレベル感と到着地点を把握したら、学習をはじめていきましょう。
小日程計画(日次計画)
それでは、一日のスケジュールに落とし込んでいきましょう。
まずは、2月~4月の基礎定着期の学習計画です。
4時~5時 動画講座視聴① 1時間
5時~5時30分 スマート問題集 30分
5時30分~6時 過去問セレクト講座&休憩
7時 出勤
通勤時間・スキマ時間で朝の問題練習でミスした問題を再度確認
帰宅時間 動画視聴② 1時間
20時帰宅 夕食など
20時30分~21時 スマート問題集
21時~21時30分 過去問セレクト講座
21時~22時 入浴など
22時~22時30分 2講座目の問題練習でミスした問題の確認
23時 就寝
これで1日2講座ずつすすめられます。
スタディングの講座数は、
・運営管理ー9講座 ・経営情報システムー7講座
・経営学経営政策ー7講座 ・経営法務ー7講座
・中小企業経営/政策-7講座
の計 58講座(注 23年度時点)なので、一日に2講座ずつ進められれば、1ヶ月で1周させることができます。
これを2・3・4月で繰り返し、計3周させます。
1日1講座ずつ進めていくのが通常なので、5月までに遅れを取り戻すことができます。
コツとしてはわからなくてもとにかく前に進めることです。
2周目再び同じところを学習するときにはなぜか理解できるようになっていますから。
とにかく進めて、後ろに戻ったりしない!これが大事です。
模試受験後の日次スケジュール
模試が終われば、あとはとにかく問題練習です。
過去問を活用して、頻出論点と苦手論点の問題をガンガン解いて実力をアップしてください。
問題練習で過去問を使用する理由は、中小企業診断士試験に独特な表現に慣れるためです。
中小企業診断士試験の問題文と選択肢には独特の言い回しがあります。
過去問を沢山解けば、だんだんと選択肢の怪しいポイントが見えるようになってきて、最終的には『あれ?この言い回しはクサいぞ』という感覚が身についてきます。
中小企業診断士の過去問集は、TACの問題集がメジャーです。
中小企業診断士 最短合格のための 第1次試験過去問題集 (1) 企業経営理論 2019年度
が、私は同友館のこちらの問題集がおすすめです。
TACが5年分の過去問をまとめているのに対して、同友館のものは10年分の過去問がまとまっています。
しかも、重要な順に、論点を絞って学習できるので自分の苦手な論点を集中的に学習することができますので、こちらを活用することをおすすめします。
あとは、とにかく問題を解きまくります!
上記の基礎定着期のスケジュールの学習時間をそのまま使って問題を解いていきます。
これも目標は3回転ですので、5月中旬から一次試験本番までは12週しかありませんので、問題集を3日で一周させるペースで進めていってください。
この段階になれば学習のペースもつかめていると思いますので、苦手な科目があれば、適宜期間を伸縮させるのもOKです。
半年合格計画におすすめの通信講座
もし半年合格を目指す場合におすすめの通信講座をご紹介いたします。
半年で合格を目指す場合には以下の3つのコースがおすすめです。
おすすめスタディング『中小企業診断士 1次2次合格コース[2020+2021年度試験対応]』
おすすめ診断士ゼミナール『一次二次試験プレミアムフルコース』
上記2つのコースがおすすめな理由は、2年目の延長料金が無料or格安だからです。
もちろん、教材のクオリティは高いものを選んでいます。
何度も言うように半年での合格はかなり難しい挑戦です。
仮に合格できなかった場合でも、無料で継続できる保険をかけておくことで、翌年以降も気持ちよく学習を継続できます。
あとは圧倒的な努力で合格を勝ち取りましょう!
中小企業診断士 半年合格計画 まとめ
いかがでしたか?
今回は最短で一次試験を合格するための学習戦略を考えてみました。
最初にも述べましたが、当サイトでは年が年が明けたら2年計画をおススメしています。
が、仕事などの都合でどうしても半年で合格しなくてはならない方もいると思います。
そんな方には今回の記事がお役に立てるのではないでしょうか。
ポイントは、とにかく高速回転!ですよ!!!
最後まで読んで、やっぱり半年では無理だと感じたら、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。