中小企業診断士試験合格を目指すにあたり、最初の壁が『教材選び』だと思います。
特に、合格に必要な三種の神器『テキスト』『問題集』『過去問集』選びは悩みの種です。
予備校通学生は悩む必要はありませんが、独学者はここで悩みすぎて時間をロスしてしまうことも多いでしょう。
そこで、今回は私が実際に購入して使用した教材をランキング形式でご紹介したいと思います。
実際に使用していないものは、合格後に購入し、使用して判定していますので、信頼してもらっていいと思います。
それぞれにレビュー記事もありますので、是非参考にしてあなたにベストの中小企業診断士試験 問題集をゲットしてください!!
そもそもの教材選びの考え方からご紹介していきますので、ランキングだけ見たい方は読み飛ばしてランキングから読んでみてくださいね。
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Contents
中小企業診断士試験とは
中小企業診断士試験は一次試験合格率 約20%、二次試験合格率 約20%の最終合格率 約4%の難関資格です。
私も挑戦しましたが、合格するために膨大な時間を費やしました。
しかし、その時間はもともとなんの目標も目的もなく費やしてきた時間でした。
その時間を投資して、膨大な量の知識と経験を得られたと考えれば、大変有意義な時間投資だったと感じています。
今のご時世、働き方改革で余暇時間を持て余すサラリーマンが増えると思われます。
きっとこの資格の人気はまだまだ上昇していくでしょう。
中小企業診断士試験に独学挑戦する場合の教材の考え方
中小企業診断士試験に挑戦する際に考えることは、まずは資格予備校通学か独学かということです。
資格予備校に通う方は、予備校のテキスト・問題集を使って学習するので、問題集を購入することは稀でしょう。
さて、独学の方の教材選びですが、独学も大きく分けると2パターンあります。
B 通信講座も受講しない完全独学
私は、Aの通信講座を受講しての独学でした。
メリットは、
② 完全独学ほどではないが、低コストで合格できる
③ 予備校通学のように拘束されない
です。
特に①は初学者にとっては極めて重要です。
学習ペースがわからないとモチベーションの維持もしにくく、脱落しやすくなります。
資格受験に初挑戦の方は、通信講座の受講を使うことをおススメします。
それでも
完全独学で行く!
という方や、
通信講座受講だけど、他の教材も使ってみたい!
という方は、ここから先も読んで、是非参考にしてみてください。
中小企業診断士問題集のおすすめの選び方
では、どのように問題集を選べばよいのでしょうか?
基本的には、使用しているテキストと同じシリーズのテキストを購入するのが良いでしょう。
例えば『スピテキ』を使用しているなら『スピ問』を、『TBC速習テキスト』を使用しているなら『TBC特訓問題集』を使うのがスムーズです。
その理由としては
- 問題ごとにテキストと対応付けされており、振り返りが効率的
- 同じメソッドで作成されているため解説の理解がはやい
などが挙げられます。
ですので、初学者がまず学習を始める際にはベースとなるテキストを選ぶほうが効率が良いでしょう。
リンク:中小企業診断士おすすめテキストランキング
あえて問題集を単独で購入するべき理由
前段で申し上げたことを覆すようですが、
私はメイン教材として『スタディング』を使用していましたが、
問題集としてTAC『スピ問』、過去問として同友館『過去問完全マスター』を併用していました。
『スタディング』にはスマホで解答できる『スマート問題集』がついており、学習の幹は『スマート問題集』で十分に作ることができました。
しかし、過去問に実際に取り組むと、これまで『スタディング』で学び十分に理解している内容でも正答できないことが多々ありました。
それは、中小企業診断士試験の問題は、同じ内容や理論でも言い回しや表現が様々あり、そこを突かれると途端にわからなくなってしまうのです。
例えば、
問題『アージリスは自己実現理論を提唱した』
という正誤選択肢に対して、『スタディング』のテキストでは
アージリスは『未成熟・成熟理論を提唱した』fa-exclamation-circle
と学習します。
もちろん、自信をもって✖にしますが、正解は〇。
こんなことが結構あります
そのため、私はさまざまな角度や表現の問題に接することでリスクの分散を図ろうと上記の2つの教材を追加したのです。
中小企業診断士問題集を購入する際の注意点
上記のように、追加で問題集を購入したものの、実際にはすべてを網羅出来たわけではありません。
問題集を含む、教材を選ぶときに最も注意しなくてはならないことは、
という状況に陥ることです。
中小企業診断士の学習に取り組んでいると、自分の学習方法や取り組み方に不安を覚えることが何度もあります。
特に、学習の成果が思うように出ていないときは、自分の現状を教材選びに失敗しているせいではないか、と疑いがちです。
私も5月のLEC模試で下位に入った時に、自分の学習方法に疑心暗鬼になり、あれこれ教材や図書を買い足したりしました。
(しかも6月という直前期に。。。)
結果、一次ストレート合格だったものの、その教材探索などしていた一ヶ月は無駄だったな、と感じています。
よって、これから他の教材を買い足そうとする方は、
ということをもう一度振り返ってくださいね。
その上で、上記のような別な角度からの問題にも対処したいという場合に、検討してください。
中小企業診断士おすすめ問題集ランキング
それでは、私が実際に購入して使用した教材をランキング形式でご紹介したいと思います。
実際に使用していないものは、合格後に購入し、使用して判定していますので、信頼してもらっていいと思います。
それぞれにレビュー記事もありますので、是非参考にしてあなたにベストの中小企業診断士試験 問題集をゲットしてください!!
中小企業診断士最速合格のためのスピード問題集
実績No1。内容もバランスが良く、この教材を使って手も足も出ないということはありえない。
【わかりやすさ】
【網羅性】
【価格】
【売れ行き】
最新版:2020年度版
問題数:全科目合計880問(企業120問、財務68問、運営153問、情報132問、経済131問、法務131問、中小150問)
価 格:7科目合計 12,320円(税込) 全科目1,760円
対応テキスト:『中小企業診断士最速合格のためのスピードテキスト』全7冊 (価格)19,250円(7科目合計)
対応過去問集:『中小企業診断士最速合格のための第1次試験過去問題集』全7冊 (価格)11,550(7科目合計)
【注目情報】スピード問題集は、Amazonの【なか見検索】に対応しています。
下の『ご購入はこちら』からAmazonページへ飛び、商品ページの画像をクリックすると、内容を見ることができます。
実際に参照してみて、レベル感を感じてみてください。
TBC受験研究会 『速習テキスト』
近年、スピ問に迫る勢いを見せるTBC教材。テキストに問題集が含まれている。強みは圧倒的な無料講義動画!
【わかりやすさ】
【網羅性】
【価格】
【売れ行き】
【詳細情報】
最新版:2020年度版
問題数:調査中
価 格:6+2(中小企業白書・施策が別冊子)科目合計 22,000円(税込) 全科目2,750円
対応テキスト:『TBC中小企業診断士試験シリーズ 速修テキスト』全6冊 (価格)16,5000円(6科目合計)
対応過去問集:このテキストの中に含まれています。
【注目情報】TBCは無料動画講座が充実しています。無料で講義を見られるのはTBCだけです。
テキストや問題集をお試しすることはできませんが、You Tubeで『TBC_中小企業診断士』と入れると動画を視聴することができます。まずは動画を見て、自分と合っていれば購入を検討するとよいでしょう。
大手資格予備校のLECが出版。優しい構成になっているので、諦めによる挫折はしにくい。
【わかりやすさ】
【網羅性】
【価格】
【売れ行き】
最新版が2015年発売の第2版であり、あまり使用頻度は高くないか。
最新版:第2版(2015年)
問題数:調査中
価 格:7科目合計 15,400円(税込) 全科目2,200円
対応テキスト:『出る順中小企業診断士 FOCUSテキスト 』全7冊 (価格)15,400円(7科目合計)
対応過去問集:なし
【注目情報】「FOCUS1次テーマ別問題集」は、Amazonの【なか見検索】に対応しています。
下の『ご購入はこちら』からAmazonページへ飛び、商品ページの画像をクリックすると、内容を見ることができます。
実際に参照してみて、レベル感を感じてみてください。
TAC 『みんなが欲しかった!中小企業診断士の問題集』
中小企業診断士学習初心者向けの問題集という印象。安心感のある内容だが合格レベルまでもっていくのは難しい印象。
【わかりやすさ】
【網羅性】
【価格】
【売れ行き】
最新版:2020年度版(2019年10月発売)
問題数:上巻 企業43問、財務46問、運営49問、
下巻 情報46問、経済47問、法務49問、中小40問
価 格:上下巻合計 5,060円(税込) 上巻 2,420円 下巻 2,640円
対応テキスト:『みんなが欲しかった! 中小企業診断士の教科書 2020年度 』上下巻 (価格)8,580円 (上巻4,180円、下巻4,400円)
対応過去問集:なし
最後に~完全独学は慎重に~
いかがでしたか。
私が実際に使用したものに加えて、追加で購入して調べてみた結果、市販されている問題集はほぼ評価することができたと思います。
より詳しく知りたい方は、レビュー記事も随時アップしていきますので読んでみてくださいね。
最後に、ひとつだけご忠告です。
中小企業診断士の完全独学は本当に難易度が高いです。
完全独学が可能なのは、
・そもそも1~2年での合格を狙っていない長期計画の方
・以前、中小企業診断士の資格学校などに通っていた再受験の方
くらいだと思います。
たとえ、簿記1級を持っていて財務会計領域に強みがあったとしても中小企業診断士試験科目は他に6科目あり、完全独学はリスクが高いでしょう。
特に資格初挑戦の方は、予備校に通学するか通信教育を使用することを強くお勧めします。
厳しいことをいうかもしれませんが、
そもそも成功確率の低いチャレンジをする際に、少々のお金を払ってレバレッジをかけてでも成功率を上げようという考え方がないなら、
今後ビジネスでの成功もむずかしいと思います。
中小企業診断士試験に合格するとさらに実感できますが、1年での合格と2年以上で合格するのでは、金額以外の膨大な時間コストがかかります。
一年で1000時間を中小企業診断士の学習にかかると仮定すると、1年で合格した方は翌年以降は1000時間を別なビジネスに費やすことができるのです。
副業だとしても1000時間をかけられれば大概のビジネスは軌道に乗ります。
少なくとも予備校や通信教材にかけたお金はすぐに回収できるでしょう。
中小企業診断士試験に挑戦しようという方は、間違いなく聡明で稼ぐ力もある方でしょうから、時間の価値についてよく考えて教材を選ぶべきです。
私が実際に使用した教材は、『スタディング』です。
7万円以下で『テキスト・問題集・過去問』をすべて網羅でき、すべてモバイルで解答することができます。
さらに、スマホで観られる講義動画で1テーマ1時間前後ずつ計画的に学習を進めることができます。
初学者だと1科目1周させるのに大体2週間くらいです。
TACの『スピテキ』『スピ問』『過去問』をすべて揃えると4万円以上かかることを考えると、7万円弱は決して高くはないでしょう。
コストパフォーマンスや、予備校に通う手間を考慮して『スタディング』のような通信教材の導入を検討するのは合格への近道となるでしょう。
以上、『中小企業診断士合格者による1次試験問題集おすすめランキング!!』でした!!
みなさんの努力が合格につながりますように!!