2020年度1次試験難易度

新型コロナウイルスによって、延期がささやかれていた今年の中小企業診断士1次試験ですが、7月11日(土)~7月12日(日)に無事、予定どおり開催されました。

紆余曲折あったものの、試験が無事開催されたことは素直にうれしいことです。

今回、合格した方も涙を飲んだ方も、本当にお疲れ様でした。

筆者は2018年度に1次試験を合格しています。

今回の記事では、来年の受験を目指す人たちの参考にしてもらうため、また、このブログの読者さまに筆者の(現在の)実力を知ってもらうために、さらには自分の腕試しもかねて、2020年度1次試験を実際に解いてみて、難易度などについてレビューしてみたいと思います。

いろいろと参考になる記事となっていますので、是非最後まで読んでみてくださいね。

 

2020年 1次試験の難易度は⁉実際に解いてみた!~ブログ筆者の実力~

2020年度1次試験の難易度を確かめるため、筆者もいち早く問題を手に入れて解答してみました!

貴重な土日をすべて使っての挑戦です!

下記がその結果です!!

2020年度 中小企業診断士1次試験

A 経済学・経済政策  64点【合格】
B 財務会計      64点【合格】
C 企業経営理論    72点【合格】
D 運営管理      54点【不合格】
E 経営法務      48点【不合格】
F 経営情報システム  64点【合格】
G 中小企業経営・政策 42点【不合格】
全科目合計       408点【不合格】

結果は見事、不合格でした!!

7科目中4科目で合格点を勝ち取り、貯金をつくったものの、経営法務と中小企業経営・政策で大崩れをして12点足りず・・・。

12点加点はさすがになさそうなので、現役の受験生だったら涙を飲んでいるところです。

しかし、2年前に受験してからノー勉強で約1ヶ月前から復習をして臨んだにしてはかなり頑張った方なのではないでしょうか!?

でも、中小企業診断士の1次試験は難しいけど、脳みそをフル回転する感覚があり、解いていて楽しかったです。

「最近、脳を使っていないなあ」という方は是非、挑戦してみてください!

 

使用した教材

今回、私が使用した教材はスタディングの「1次2次合格 スタンダードコース 」です。

スタディング「1次2次合格スタンダードコース」概要

【価格】57,900円(税抜) 分割払い可能
【内容】1次試験 ・基礎講座(動画講義)・スマート問題集・過去問セレクト講座・1次試験年度別過去問
    2次試験 ・合格メソッド講座 ・2次基礎講座
【解説】筆者が現役合格した際に使っていた通信講座です。
    どの通信講座よりもスキマ時間学習に適しており、忙しい社会人でも効率的に学習時間が捻出できます。
    特にアプリの完成度が高く、動画講義の視聴も問題集もすべて1つにまとまっており、使い勝手も良いです。
    最近、DL対応もできるようになったので通信環境にも左右されなくなりました。
    解説もやさしいので初学者には特におすすめの教材です。

2年前に受験した際に使っていた通信講座で、使い勝手もよくわかっているので今回のパートナーに選びました。

スタンダードコースは合格に必要なカリキュラムが過不足なく入っているので、初学者さんにはこのコースが最もおすすめです。

筆者は元受講生ということで、再受講生を対象にした割安な[更新版]を購入しました。

支払画面のスクリーンショットです。

 

 

今回の勉強時間

試験を本気で受けたのが2年前なので、今回受験するにあたってしっかり準備することにしました。

今回の学習にかけた時間は・・・

1ヶ月で約10時間です。

スタディングのアプリを使って学習すると学習時間を自動で測定してくれています。

学習時間を自分で記録する必要がなくなるので、めんどくさがりの私でも学習状況を確認することができます。

今回は、ブラウザでテキストを読んだ時間がカウントされていないので、実際は30時間ほどでしょう。

・・・これでは合格点が取れるはずはないですね(笑)

とはいえ、筆者には上記のとおり、現役時代の遺産があります!

現役時代の学習記録も参照できるんですね。

もっと細かく見ることもできます。

スタディングを使ってしっかり基礎から積み上げていくことで、2年経ってもすぐに重要論点を思い出せる実力をつけることが出来ます。

他の教材を使っても同様ですが、何度も何度も繰り返し学習していくことが大事ですね。

 

中小企業診断士2020年試験の難易度

それでは、2018年度試験合格者の筆者から見て、2020年度1次試験の難易度はどうだったのか。

レビューしていきたいと思います。

総論

2020年度試験の難易度は、思ったより高くなかったという印象です。

実際に解答した筆者の印象としても、また予備校各社の講評をからも。運営管理と経営法務が非常に難易度が高かったと思われます。

ただ、2科目程度のハズレ科目は例年必ずあります。

その分、経営情報システムや財務会計の難易度は比較的低く、うまくバランスが取れていましたので、今回の合格率はそれほど低くないでしょう。

毎年恒例の経営法務での加点もあまり期待できないかもしれません。

ただし、コロナ問題もあってか受験を欠席した人も多かったという未確認情報もありますので、あまりにも合格者が少ない場合には人数調整のための加点があるかもしれませんね。

 

科目ごとの難易度

次に2020年度1次試験の各科目ごとの難易度をレニューしてみましょう。

実際に受験した感想なので、精度が高い評価になっていると思いますよ!

 

経済学・経済政策

平年並み 

一科目目の「経済学・経営政策」ですが、今年は例年並みの難易度だったと思います。

つまり、今年も点数を稼ぎやすい科目だったということです。

後半の怒涛の余剰分析ラッシュには気が滅入りましたが、それ以外は基本論点が多く、じっくり考えれば正答が導ける素直な問題だった印象でした。

ただ、TwitterなどSNSを見ると難しかったとコメントしている人も多く、得意不得意が二極化しやすいのも経済学の特徴と言えます。

筆者は現役時代に経済学を得意科目にしていましたが、最初の数ヶ月は本当に苦手な科目でした。

ある日突然開眼して、一気に得意科目になることがあるのが経済学なので苦手な人も諦めないことが大切ですね。

ただ、経済学は難しくしようとすればいくらでもできますし、現に数年前までは難関科目だった時代もあるので、そのうち難化しそうな雰囲気も感じています(ぼんやりとした推察)。

 

財務・会計

簡単

現役時代に48点だった財務・会計が今回は64点も取れました!

まあ、これは一次試験突破後に死ぬほど二次試験事例Ⅳの勉強をしたので、一次試験を現役で受けたころよりも現在の方がはるかに財務会計の能力が高いからなんですけども、個人的にはリベンジを果たしたような気持ちになってうれしかったのです。

さて、実際の難易度なのですが、2020年度の財務会計は基本的な論点が多く、ひねった問題も少なかったため、例年と比べると簡単だったのではないかと思います。

TwitterなどSNSでも問題なく得点できたという方が多かったようです。

財務会計は前回・前々回と2年連続で合格率20%以下の状況でしたが、今年は20%を超えてきそうな印象です。

 

企業経営理論

平年並み 

他の科目の難易度とのバランスを考えると、この企業経営理論で合格点を取れたどうかが、今年の一次試験の明暗を分けたのではないでしょうか。

Twitterや掲示板などでも自己採点で一次試験突破している方と残念だった方を比べると、企業経営理論の合格・不合格がそのまま合否につながっている傾向がみられました。(しっかり統計を取ったわけではありませんが)

問題自体は、地頭の良さを問われているような問題が多かった気がします。

つまり、見たこともない論点や、聞いたことがないキーワードが多く出てきて、一見すると難解なのですが、落ち着いて文章をしっかり吟味すると意外と正答が導けるような問題が多かったということです。

第11問「スリー・サークル・モデル」のなどはその象徴的な問題だったでしょう。

そういった意味では、粘り強さが今回の試験の成否を分けたとも言えますね。

 

運営管理

難しい

今年のハズレ科目は「運営管理」でしょう。

もともとこの科目はアタリ年とハズレ年がハッキリしている傾向があります。

今回の問題の何が難しかったかと言われるとハッキリ言えないのですが、つかみどころのない問題が多かった印象です。

後述する経営法務と比べると、出されている論点自体はオーソドックスなものが多かったのですが例年よりも一歩踏み込んできている問題が多かった気がします。

例えば、第4問「品質表」について、「品質表」「要求品質」「品質特性」など単語の意味は理解していても、実際に分析せよと言われると手が停まってしまう受験生が多かったと思います。

運営管理という科目は、論点の表面的な理解にとどまらず、重要な論点については”実際に使える”レベルまでに対策しておく必要がありそうです。

 

経営法務

難しい

今年も「経営法務」は最難関科目としてその実力をいかんなく発揮しました。

現役受験生時代は8点加点となった地獄の30年度経営法務において、加点なしで60点を獲得した筆者も今年度試験は44点と敗れ去りました。。。

今年度試験は改正された民法による怒涛のラッシュがあり、改正民法の対策を一切していなかった筆者は鉛筆を転がして対処することになりました。

経営法務といえば以前は「産業財産権」と「会社法」という二大論点を集中的に鍛えることが合格への近道で、筆者もそれらを武器に戦ったものでしたが、今後はその対策法は通用しないのではないかと強く感じた試験問題でした。

試験当日の解答速報で動画を出していたKECの講師さんも今年の問題では合格点を取るのは相当難しいと言っていました。

数年間、安定して最難関試験科目となっているので、この科目の難易度が下がることはまだまだなさそうですね。

 

経営情報システム

簡単

時間が余っての途中退室が続出したという今年の経営情報システムですが、実際に解答してみても2020年度の問題は易しい印象でした。

実際にほとんど一夜漬け状態でしたが、64点で合格点を取ることができました。

何度やっても理解できないリレーショナルデータベースの正規化問題と再会し懐かしさを感じる一方で、「AI」や「サブスクリプション」などの最近話題のキーワードによって時代が流れていることを実感しました。

全体としては基本的な論点でシンプルな問題が多かった印象です。

この教科は毎年、情報技術やシステムの移り変わりに従って新しい論点がアップデートされていくでしょうけれども、今後も基本の論点をベースに押さえていければ合格点を取れそうですね。

 

中小企業経営・中小企業政策

不明

昨年は急激に合格率が落ちて多くの受験生を裏切った「中小企業経営・中小企業政策」。

正直なことを言うと現役時代から嫌いな科目です、中小企業経営・政策。

勉強していて面白くない。。。(個人の感想です)

そんなモチベーションなので、42点という全科目中で最低の得点でした。

中小企業経営白書をちゃんと読んでいない=50点は諦め、かつ、もともと政策も苦手、では勝負にならないのは当然ですね。。。。

しかも、その程度の実力なので、今回の試験が難しかったから得点できなかったのか、簡単だったけれど単純に実力がなかっただけなのか、そのどちらもなのか、全く判断がつきません。

Twitterや掲示板などをみると、「難しかった」という声は少なかったようなので、難易度は昨年よりも易化したのは間違いないでしょう。

ちなみに、現役時代は65点としっかり合格点をとっていますが、試験前日の金曜日に有給を取ってこの科目だけ一夜漬けで学習した成果です。

これはちょっとやりすぎですが、この科目は短期集中で学習することをおすすめします。

 

2020年度中小企業診断士1次試験の難易度 まとめ

今回は、自分に鞭を打って中小企業診断士1次試験を解答して、その難易度を確かめてみました。

参考になったでしょうか?

今後も1次試験の続報などを加筆していく予定ですので、是非、注目してくださいね。

また、1次試験関連の記事を下記にまとめますので、よろしければ参考にしてみてください。

みなさんの努力が報われることを祈っています!

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