ついに2022年度(令和4年度)の中小企業診断士試験の日程が発表されました。
今回は、2018年度試験合格者である筆者が、その試験日程を紹介し、申し込み方法や合格戦略までを紹介していきたいと思います。
きっと役に立つと思いますので、是非、最後まで読んでみてくださいね。
※本ページ内にはアフィリエイト広告を利用しています。
Contents
2022年度(令和4年度)中小企業診断士試験の日程は?
2022年度の試験日程はすでに発表されており、以下のとおりです。
試験区分 | 日程 |
第1次試験 | ■試験日 令和4年8月6日(土)・7日(日) ■合格発表 令和4年9月6日(火) |
第2次試験 | ■試験日(筆記) 令和4年10月30日(日) ■合格発表 令和5年1月12日(木) ■試験日(口述) 令和5年1月22日(日) ■合格発表 令和5年2月1日 (水) |
2020年度・2021年度の第1次試験は、オリンピック開催および新型コロナ対応として変則的な日程でしたが、2022年度の第1次試験日程はそれ以前と同様の8月第1週に戻りました。
一方で、第2次試験の筆記試験は2019年度以前のようには戻らず、1週間遅いままになりました。
これまでは、1次試験と2次試験の期間が短く、2次対策が十分できないことが初めて受験する方にとっては非常にネックでしたが、今回、試験日が1週間伸びたことはかなり大きな追い風になるでしょう。
よって、これから3ヶ月はとにかく1次試験対策に全力を挙げることをおススメします。
これからでも2022年度試験に申し込みは可能?
2022年度試験の申し込み日は以下のとおりです。
第1次試験 申込期間 | 令和4年4月28日(木)~5月31日(火) |
申し込み期限は5月31日ですので、それまでであれば今回の試験を受験することができます。
はじめて受験する方は申し込みの締め切りに注意してください。
5月31日(火)が期限とされていますが、この日までに「試験案内」を入手し、受験料 14,500円の払込みを済ませる必要があります。
※受験料の払込みをもって申し込み完了となります。
この「試験案内」を入手するためには、①各地の中小企業診断協会の窓口へ直接取りに行く、②各地の中小企業診断協会に請求して郵送してもらう、という2つの方法があります。
①については東京・大阪含む地方中枢都市+沖縄の8都市でしか配布していないため、地方の受験生は窓口まで行くのは困難です。
実質的にはほとんどの方は②を選ぶことになると思うのですが、この郵送請求の期限が5月24日(火)必着です。
この点に気が付かずに申し込みに間に合わない方が毎年それなりにいるようですので、地方の方は必ず早めに「試験案内」の請求をするようにしましょう。
2022年度試験の受験者数と合格率予想
それでは、今回の中小企業診断士試験の難易度を予想してみましょう。
まずは受験者数を予想してみます。
2018年から前回までの受験者数の推移を見ると、申込者数および受験者数が年々増加していることが分かると思います。
この傾向は今年も続くと予想します。
2022年の受験者数は大体2万2千人~2万3千人ほどになるでしょう。
2021年が2万4千人台だったのに意外に思われる方もいると思いますが、2021年の応募者数・受験者数が多かったのは2020年の反動だからだと予想しています。
2020年は申し込み時期から新型コロナの感染が増えており、この年の受験を感染予防の観点などから回避した受験生が翌年になだれ込んだだめ、2021年の受験生が例年より急激に増えました。
今回はそれが落ち着くと思われますので、上記のような予測になります。
では、参考までに過去4年間の試験合格率を見てみましょう。
私が受験したころは1次試験の合格率は20%台にとどまることがほとんどでしたが、近年では30%~40%台になっています。
比較的、1次試験は易化の傾向がみられるといってもよいでしょう。
今年も30%台で落ち着くのではとみています。
一方で2次試験の合格率は一貫して18%ほどですが、これは、2次試験が相対評価であり、試験実施側が合格率をコントロールしているからです。
今年も2次試験の合格率は20%以下に留まるとみてほぼ間違いないでしょう。
2022年度試験の合格戦略
このパートは、これから2022年度試験を受験する方を対象にします。
まず、今年度試験の申し込みにまだ間に合うようであれば今すぐに申し込みをしましょう。
そして、矛盾するようですが今年度試験の合格はまず、諦めてください。
断言しますが、3ヶ月以内で一次試験7科目すべての学習を済ませて合格するのはまず無理です。
これから学習を開始するのであれば戦略的に2023年度試験での合格を目指しましょう。
今年度試験で受験する科目を絞り、特化集中して学習を進めて確実に合格し、来年度の負荷を減らすことで合格の確率を上げることができます。
これを中小企業診断士試験の2年計画と言いますが、詳しく以下の記事にまとめていますので是非、参考にしてください。
まとめ
以上、2022年度中小企業診断士試験日程を紹介し、その申し込み方法や合格戦略まで紹介してみました。
中小企業診断士試験は確かに難関試験ですが、戦略的に学習を進めることで合格に近づくことが可能です。
諦めず、今日から着実に学習を進めていってください。
皆さんの努力が報われることを祈っています。