出来るだけ費用をかけずに中小企業診断士に合格するためには、可能な限り無料のリソースで学習を補助していくことが大切です。
学習につまづいたからと言って、私のようにあれこれ教材や図書を買い漁ってはいけません。
この記事では私が受験生だったころの学習に役立ったサイトをご紹介いたします。
ポイントは、ネット上で簡単に見られて、かつ中小企業診断士の学習にピッタリだということです。
中小企業診断士試験の独学生は調べものをするネットサーフィンの時間すらもったいないですよね!是非この記事を活用してください!
※この記事を含む教材関連の記事は、私のベースの教材だった『スタディング(旧通勤講座)』の使用を想定しています。
よって、他の教材を使用している方には一部、当てはまらないこともありますのでご注意ください!
◆経済学の位置づけ
具体的な社会の動きを抽象化で概念化している学問なので、苦手意識が強い方も比較的多い科目が、経済学・経済政策です。
この科目はじっくりと机に向き合って、図表のストーリーを紐解いて覚えていくことが大切です。
ですので、スキマ時間学習に向かない論点も比較的多いかもしれません。
ただ、経済学・経済政策は、一度理解すれば大きな得点源に出来る科目です。
現に私は模試の時点では散々だったこの科目で、一次試験本番は貯金を作ることが出来ました。(68点)
経済学・経済政策の学習に役立つ無料サイト
いきなりですが、経済学の図表にはドラマがあります。
図表ひとつひとつのドラマをしっかり理解せずに経済の動きを一体的に把握することは難しいです。
スタディングのテキストは比較的、順を追って図表の成り立ちを解説してくれていますが、実際には聴き流しだけでは理解することは難しいです。
私はテキストを読みながら実際に紙に図表を書きながら理解を深めました。
実際の私のノートはこんな感じです。
ただ、どうしてもわかりにくい論点については、スタディングのテキストとにらめっこしても解決しません。
このような場合は、経済学の専門のサイトで学習をすることが有効なケースがあります。
ここからは、経済学の理解をさらに深めてくれる最高の無料サイトをご紹介いたします。
おすすめサイト1◆石川秀樹先生 『速習経済学』
『速習マクロ経済学』
http://free-learning.org/?page_id=198
『速習ミクロ経済学』
http://free-learning.org/?page_id=202
テキストは買わなくても大丈夫です。
(※石川先生には大変申し訳ありません)
石川先生の解説は本当に分かりやすく、スタディングのテキストだけでは理解が浅い部分をしっかり補填してくれます。
多くの中小企業診断士試験合格者は石川先生の講義にお世話になっているのではないでしょうか。
使い方としては、
② わからない論点があればそこをつまんで見る
③ 理解できれば、スタディングなどのメイン教材に戻り学習を進める
④ 理解出来なければ、その前提の理論が理解出来ていないので、前の論点を理解しなおす
注意点としては、最初から石川先生の講義動画から入るのはやめましょう。
必ず、自分のメインテキスト・教材をひと通り学習してからその補助として活用するようにしてください。
石川先生の講義内容の範囲やレベルは、中小企業診断士試験に必要な水準以上です。
最初から全部見ていくと、かえって遠回りになります。
余裕があればすべて見たほうが良いのでしょうけど、そこまでする必要はありません。
時間効率を上げるためにはわからない論点の理解に絞った方がよいでしょう。
◆おススメの石川先生の講義動画
この動画の第1回と第2回だけは、よほど経済学が得意な方以外は全員見た方が良いと思います。
経済学のそもそもの考え方や、図表の捉え方を理解すると、その後の学習の理解度が全く違います。
第1回が23分19秒、第2回が69分17秒です。
約一時間半ですので、ペンとノートを片手に取り組んでみて下さい。
おすすめサイト2◆経済学道場
マクロ経済学 http://keizaigaku.jp/macro/
ミクロ経済学 http://keizaigaku.jp/micro/
こちらもテキストは買わなくても大丈夫です。神林先生、すみません汗
このサイトも経済学の各論点について詳しく解説して下さっている無料サイトです。
ただ、少しレベルが高いため、苦手な方は文章を読んでいると眠くなってきます笑
私がこの方のサイトでオススメなのは、動画講義です。
スクールノートにペンで図表を引きながら解説をしてくれます。
なので、図表が出来ていく過程がとてもわかりやすいのです。
この方の動画は私が『所得効果・代替効果』や、『上級財・下級財・ギッフェン財』の理解に困っているときに出会ったモノです。
その動画がこちら↓
私の場合はこの動画を見て、一発で『所得効果・代替効果』、『上級財・下級財・ギッフェン財』について理解することが出来ました。
この論点はずっと不安な点でしたので、ここが解消できたあたりから『経済学』が得意教科になりました。
まとめ
最近の傾向として、『経済学』は比較的得点源にしやすい科目になっています。
最初はとっつきにくい科目ですが、理解してしまえば合格の強い味方になってくれます。
ご紹介したサイトを活用して、是非合格をつかんでください!