中小企業診断士は最終合格率は4%ほどの超難関資格です。

95%以上の方が『時間やお金、人間関係など様々なものを投げうってきたけれど結果が出なかった・・』という経験をしているのです。

これ以上はお金も時間ももたない、ということで中小企業診断士資格を諦めてしまう方も多いことでしょう。

今回はそんな方たちのために、中小企業診断士試験に挑戦した経験を活かす方法を検証していきたいと思います。

あなたの経験は必ず活かせますよ!!

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中小企業診断士を諦めた人の受験経験の活かし方

それでは、中小企業診断士を諦めてしまった方が、受験経験を最大限活用できる方法をご提案していきます。

関連資格を取る

中小企業診断士試験はかなり広い範囲でかつ、それなりの知識量を習得していく必要があります。

その分、中小企業診断士試験には合格できなくても、学習範囲に含まれる分野の資格は比較的取得しやすくなっているはずです。

中小企業診断士の資格は取れなくても、何か学習した成果を残したいという方は、以下のような資格に挑戦するとよいでしょう。

企業経営理論の知識を活かせる資格
・販売士3級
・販売士2級
財務会計の知識を活かせる資格
・簿記3~2級
・FP  3~2級
経営情報システムの知識を活かせる資格
・ITパスポート
・基本情報技術者
経営法務の知識を活かせる資格
・ビジネス実務法務検定試験
・知的財産管理技能試験
・ビジネス著作権検定
・個人情報保護士

上記の資格は、追加の知識がもちろん必要ですが基本的には中小企業診断士試験の試験範囲での対応が可能です。

中小企業診断士試験と違い、年に複数回開催しているものも多くあります。

せっかく学習した知識を資格という形で残したい方には是非、おすすめです。

同等か、より上位の資格に挑戦する

中小企業診断士試験は広い領域にバランスよく長けていることが求められる試験です。

そのため、

財務会計は得意だったのに、経営法務がどうしても苦手て合格できなかった・・・

中小企業診断士試験には合格できなかったけど、法律関係は学習していて楽しかった!

というような方も沢山いると思います。

そんな方々は、その特定領域の上位資格に挑戦することもおすすめです。

例えば、下記のような資格に合格できれば中小企業診断士試験に合格するよりも実利が得られる可能性があります。

税理士試験

行政書士

社労士(社会保険労務士)

中小企業診断士試験と同等、それ以上の学習量が必要になる可能性もありますが、自分の得意領域が活かせれば合格可能性は高めることができます。

例えば、税理士試験も超難関試験ですが5科目を複数年かけて合格することで資格が取得できます。

中小企業診断士試験は科目合格の有効期間の中ですべて合格する必要がありますが、より長期でコツコツ科目合格を積み上げていくことができます。

資格ごとの特徴を調べて、自分により合った資格に挑戦することは非常に有意義になると思います。

 

転職に活かす

私は自分の市場価値を図るため、常にいくつかの転職サイトに履歴書を登録しています。

TOEICなどの点数を更新するたびに履歴書を更新して、企業からのリクルートの反応を見たりしています。

実は、中小企業診断士試験に挑戦中にも履歴書に『中小企業診断士試験挑戦中』という一文を加えていました。

『中小企業診断士試験に挑戦』するだけならば誰でもできる(極論、嘘もつけますし・・・)のですが、この一文を追加しただけで数件オファーが来ました。

中小企業診断士試験に合格するためにはさまざまな領域の知識を広く網羅的に習得する必要があります。

そのため、受験をするだけでも十分に自分の市場価値を高めることができるのです。

もし、あなたが一次試験だけでも合格できたならば、その旨を恥ずかしがらずに履歴書に書くべきです。

なかには、引き続き中小企業診断士を目指す支援をしてくれる会社もあります。

そのような会社でもう一度、チャンスをつかむのも良いでしょう。

社内異動に活かす

私の知り合いで、大手製薬メーカーに勤務している人がいます。

彼は、自己啓発で『中小企業診断士試験』に挑戦していました。(私は合格後に、彼が挑戦していたことを知りました)

私は社内に内緒で中小企業診断士に挑戦していたのですが、彼は社内に資格挑戦を公言していました。

結論から言うと、一年目は一次試験合格で二次試験不合格、二年目も二次試験で涙を飲みました。

しかし、彼は今年の4月に本社のマーケティング室へ抜擢されたのです。

二次試験では、SWOT・VRIOはじめ、さまざまなマーケティング知識を活用して事例を回答していきます。

彼はその知識を業務に活かし、的確なマーケット分析と行動により非常に抜きんでた成績を上げたそうです。

営業成績を上げるだけならガテン系営業マンでも出来ます。

しかし、中小企業診断士試験の知識を活用すると『なぜその成績が挙げられたか』の根拠が非常に明確に示せるになり、そこを評価されたということでした。

このような抜擢の例でなくても、『中小企業診断士試験に挑戦していた』ということは、自分が希望している部署への異動も叶いやすくなるでしょう。

同じような実績であれば、自分に難しい課題を設定して投資している人を選ばれることは自明です。

難しい壁に立ち向かった自分に自信をもって、積極的に社内異動に挑戦することをおすすめします。

まとめ ~資格勉強ロスが最大のチャンス~

中小企業診断士試験の受験勉強中は、明けても暮れても中小企業診断士のことばかり考え、空いた時間もすべて勉強に費やしたことでしょう。

私もそうでした。

そして、中小企業診断士試験が終わると一気に『試験勉強ロス』がやってきます。

『あれ?こんなに時間って余っているんだ!この時間、何したらいいんだろう?』

という不思議な感覚がやってきます。

これは合格しても不合格でも一緒です。

この感覚があるうちが最大のチャンスです。

この時間をまた何か新しいことに挑戦したり、自分に投資することで人生の価値をより一層高めることができます。

元の時間間隔に戻る前に、どんどん新しいことに挑戦していきましょう!

今回の記事がみなさんの挑戦につながれば幸いです!

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