中小企業診断士の勉強をするうえで、さまざまな学習方法があります。
音声教材もそのひとつです。
忙しい毎日の中で効果的な学習をするためには、音声教材を使った耳からの学習は大変有用だと言えます。
いや、むしろ「耳からの学習を制すものが中小企業診断士試験を制す」と思っています。
通勤電車などでテキストを広げられない場合などは、音声教材を使うと学習のハードルがグッと下がります。
今回は、そんな中小企業診断士の音声教材について詳しく解説していきたいと思います。
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Contents
音声教材の効果
まずは音声教材の効果について、メリット・デメリットを見ていきたいと思います。
音声教材のメリット
音声教材のメリットには以下のようなものが挙げられます。
音声教材のメリット
・電車の中などの移動時間にも聞いて覚えられる
・倍速での理解が可能
・耳からの記憶が得意な人がいる
まずは、勉強へのハードルが低いことが挙げられます。
机に向かって、テキストを開いて、ノートを開いて…だと疲れて帰宅した時に勉強をする気が起きないこともあるでしょう。
イヤホンから音声を聞くだけなら、お風呂に入りながら、家事をしながらなどの『ながら学習』も可能でしょう。
電車の中など移動時間でも学習できるメリットがあります。
満員電車に揺られながらテキストを開くのはなかなか難しいですが、イヤホンからの音声を聞いてインプットするだけなら簡単でしょう。
また、時間がない時などは倍速で再生して高速で学習を回転させることもできます。
通常の音声再生デバイスは倍速再生が可能です。
短時間で広範囲の復習をしたいときには倍速再生は大変有効な手段になるでしょう。
最後に、耳からの記憶が得意な人がいる、です。
実は人によって得意な記憶方法があります。
大きく分けると『目からの記憶が得意なタイプ』と『耳からの記憶が得意なタイプ』がいます。
もし、あなたが『耳からの記憶が得意なタイプ』の場合には音声教材が向いているでしょう。
この点については後ほど詳しく説明します。
音声教材のデメリット
一方で、音声教材にもデメリットがあります。
音声教材のデメリット
・初耳の用語が多いと理解がしにくい
・耳からの記憶に向かない人がいる
CMなどでよく聞く「聞き流すだけでOK!」ということは基本的にあり得ません(笑)
耳から聞く学習は、「耳からインプットする」という意味ですので、ただ聞き流すだけなら時間の無駄になります。
音声教材を使うなら必ず、集中して記憶するという強い意識をもって行ってください。
また、耳からのインプットは聞きなれない言葉が多い場合、学習効率が下がります。
テキストなどを視覚的に読む場合には、自分のペースで読解を進めていけるので、調べながら進めていくことが簡単です。
また、知らない単語でも漢字が使われていれば、なんとなく意味を把握してくこともできます。
音声教材はどんどん流れていってしまうので、何度も聞きなおしして調べなくてはならず、面倒になってしまうでしょう。
最後に、耳からの記憶に向かない人がいる、です。
前述しましたが、人によって得意な記憶方法があります。
大きく分けると『目からの記憶が得意なタイプ』と『耳からの記憶が得意なタイプ』がいます。
もし、あなたが『目からの記憶が得意なタイプ』の場合には音声教材があまり向いてないかもしれません。
上記の踏まえると、音声教材の最もうまい使い方は、テキストなどをあらかじめ読んだ上での「復習」としてだと言えるでしょう。
音声教材に向く人、向かない人
音声教材が向く人、向かない人はどのようなタイプなのでしょうか。
前述しましたが、人によって得意な記憶方法があります。
『目からの記憶が得意なタイプ』と『耳からの記憶が得意なタイプ』がいて、『耳からの記憶が得意なタイプ』は音声教材が向き、そうでない方は向いていないと言えるでしょう。
こちらの本に詳しく書いてありますので、資格学習を始める前に自分の「認知特性」が知りたい方は読んでみるとよいでしょう。
医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン (光文社新書)
ダジャレやモノマネ、英語の発音が得意だったり、人の言葉尻を捕らえるのが上手な人は『耳からの記憶が得意なタイプ』である場合が多いとのことです。
もし、上記の条件に当てはまるなら、あなたは音声教材が適したタイプかもしれません。
おすすめの中小企業診断士の音声教材は
では、中小企業診断士の音声教材のおすすめを紹介していきたいと思います。
自作教材
いきなりトリッキーな解答かもしれませんが、インプットするためにはこれが最も効果的だと思います。
スマートフォンの録音アプリなどを使い、自分がテキストを読み上げた声を録音していきます。
まず、テキストを読む必要があるので視覚的なインプットがなされます。
また、声に出すことでさらに記憶の定着が促されます。
そして、それを何度も耳から聞くことで聴覚的なインプットも促されるのです。
なによりも安上がりで済みます(笑)
中小企業診断士の音声教材は非常に限られています。
自分の気に入ったテキストを購入して、自作するのが最も費用対効果が高いと言えるでしょう。
こちらのサイトでは中小企業診断士のおすすめテキストをご紹介していますのでよかったら参考にしてみてください。
スタディング
こちらは私も使用した教材です。
基本的にはテキスト・問題集・過去問・講義動画のセットなのですが、この講義動画の音声だけをダウンロードして再生することもできます。
テキストも講義動画も音声教材もすべて同じ内容なので、なんども繰り返して聞くことができます。
私はテスト直前期には音声と同時に暗唱することができていました。
もうひとつおすすめな理由は『記憶フラッシュ』というコンテンツが音声教材として大変優れているからです。
この『記憶フラッシュ』は、その日の講義で重要な内容を一問一答形式でアウトプットする教材です。
例えば、『ポーターが提唱したマーケティング理論はどのようなものだったでしょう』という質問があり、しばらく学習者が答える間があり、その後そのキーワードの解説がはいります。
講義の最後にかならずこの『記憶フラッシュ』が5分程度あります。
インプットとアウトプットはセットで学習することで効果がより高まります。
直前期に高速で全科目の復習を行いたいときには、この記憶フラッシュだけを倍速で再生する学習がおすすめです。
『記憶フラッシュ』とはどのようなものか、実際に使ってみたい方は下記のリンクからどうぞ。
メアドとパスワードだけ設定すれば、無料で全コンテンツをお試しすることができます。
※住所や電話番号などの入力は不要なので、しつこい勧誘などは一切ありません。
中小企業診断士の音声教材まとめ
中小企業診断士の資格勉強は長期戦です。
今回紹介した音声教材も含めて、いろいろな学習方法で飽きないように継続していくことは大切ですね。
中小企業診断士の独学についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。