コロナ以降、中小企業診断士に挑戦する受験生が増えました。

中小企業診断士は大変な難関資格ですが、独学で合格している人も一定数います。

しかし、基本的に完全な独学で合格するのはほぼ無理です。

その理由は、下記の3つです。

中小企業診断士 独学が無理な3つの理由
モチベーションの維持
学習計画の精度と実行
ノウハウがなく学習効率が悪い
今回の記事では、これらの独学が無理な3つの理由を詳しくご紹介し、
・無理な理由を跳ね返して合格できる人はどういう人なのか
・独学しかできない人が合格をつかむための戦略
を解説していきたいと思います。
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中小企業診断士独学が無理な理由① モチベーションの維持

まず、第一の関門がこれです。

中小企業診断士試験は1年に1回しか実施されないために、基本的に長期戦になります。

1年間もモチベーションを維持し続けるのは至難の業です。

具体的には、学習の進捗度に応じて下記のようなハードルがやってきます。

モチベーション低下の3つのハードル

初期 テキスト・問題集の難易度でつまずく

中期 成果が出ずに挫折する

後期 そもそもの資格挑戦の意義を見失う

学習初期のハードル:テキスト・問題集の難易度でつまづく

テキストを開いて10ページを読み、何が書いてあるかわからずに脱落します。
良くあるのが会社帰宅後にテキストを読みはじめ、難解な本文を読んでいるうちに寝落ちする…。

学習中期のハードル 成果が出ずに挫折する

また、3ヶ月ほど学習をして予備校の模試を受験するも合格点に至らず撃沈…。
これまでの努力が無駄だった気持ちになりモチベーションが下がります。

学習後期のハードル そもそもの資格挑戦の意義を見失う

比較対象がなにもないため、自分の学習が順調に来ているのか、合格圏内まであとどれくらいなのか、不安になります。
やがて、こんなに努力して時間とお金を消費して合格出来る可能性の方が高い資格に挑戦してなにになるのかと、そもそもの信念が大きく揺らぎます。

以上のように、競い合う相手もおらず、学習を管理してくれる講師もおらず、自分自身の実力もわからず、モチベーションを維持する材料がない完全独学は挫折のタネが沢山あります。

ただし、下記のような方ならば独学でもモチベーションを維持できるかもしれません。

独学でもモチベーションが維持できる人
・難しい学術書などを普段から読んでいる
・難関校受験や部活動など目標達成の経験がある
・中小企業診断士を取得する強く明確な目標がある

 

中小企業診断士独学が無理な理由② 学習計画の精度と実行

予備校通学の方は、長年のノウハウに裏打ちされた確かな学習計画が立てられており、また、学習計画に対しての進捗も厳しく見られます。

そのため、予備校のカリキュラムを着実に実行していけば合格レベルの実力を得ることは比較的簡単です。

対して、そのような学習計画を立ててくれる人も管理してくれる人もいない完全独学者は、すべて自分で管理しなくてはなりません。

高校や大学の受験勉強を経験して、学習計画立案に自信がある方も、社会人での資格挑戦になると話は変わってきます。

なぜなら、受験勉強に全リソースを注ぎこめる学生とは違い、社会人は急な仕事が舞い込んで来たり、突然のお誘いを断れなかったりして学習計画のキープが非常に難しいのです。

当初立てた完璧な学習計画が崩れ、後手後手にまわり始めるの一気に合格が危うくなります。

上記のような方以外は、完全独学は大きなリスクになるでしょう。

独学でも学習計画を守れる人
・社会人になってからほかの難関資格に独学で合格したことがある
・急な仕事や誘いもキッパリと断る自信がある

中小企業診断士独学が無理な理由③ 合格ノウハウの欠如で非効率な学習

中小企業診断士の一次試験には、実は、毎年ほぼ確実に出題される論点や2年に一度は出題される論点など、重要な論点が明確にあります。
極端なことを言えば、これらの論点だけ徹底的に対策すれば確実に足切りは避けられますし、合格の可能性もかなり高くなります。

予備校や優れた通信教材はこれらの論点にしっかりと重点をおいたカリキュラムが組まれています。
つまり、しっかり授業や教材のペースについていけば、なにも考えなくても合格点がとれるようになっているのです。

対して、完全独学者はこの観点がありません。
テキストの最初から潰していって、滅多に出題されない論点にばかり時間を消費してしまいます。
勉強時間はしっかり確保しているのに合格出来ない方は、大体このパターンです。

市販のテキストにも出題年度がまとめられており、出題頻度がわかるものもありますが、その濃淡まではわかるものはほとんどありません。

このような状況の対策としては、

・しらみつぶしに学習しても合格点に持っていけるほどの勉強時間を用意する
・テキストの出題年度などを徹底的に分析して頻出論点を把握する
・予備校開催の模試を受けられるだけ受けて頻出論点の傾向を知る

などがあげられます。

しかし、どれも時間と労力がかかりますので、遠回りになってしまうことは間違いないでしょう。

中小企業診断士の独学合格は無理?~予備校に通える人は通学を選ぼう~

上記のとおり、中小企業診断士に独学で合格するのはかなりの困難があります。

これに対して予備校に通学することで、前述の独学の難点である

モチベーションの維持
学習計画の精度と実行
ノウハウがなく学習効率が悪い

上記3点を補うことができます。

専門の講師があなたを励ましてくれますし、同窓生がいることで競争心が芽生えますのでモチベーションの低下を防いでくれます。

また、学習計画については予備校がすでに立ててくれており、学習の進捗が芳しくない場合はアドバイスをしてくれるでしょう。

さらに、ノウハウについては心配する必要はなく、講師のいうとおり付いていけば間違いはありません。

よって、

・30~40万円ほどの予算を用意できる
・通学可能な範囲に予備校がある
・仕事の都合がつけやすい

の条件を満たせる人は予備校通学を前向きに検討するのがよいでしょう。

 

それでも独学を選ぶ理由もある

以上のように、中小企業診断士に独学で挑戦するのは大きなリスクが伴います。

一年間学習を続けて、時間と費用を費やしたのに何も得られなかった喪失感は想像を絶します。

あなたはなぜそのようなリスクを背負って独学で挑戦するのでしょうか?

理由は、

① 予備校のカリキュラムをこなす時間が取れない
② 予備校に通う金銭的な余裕がない
③ 通学できる範囲に予備校がない

のいずれかだと思います。

実は、私も①と②の理由が大きく、予備校に通うことが出来ませんでした。

中小企業診断士試験を受験する30~50代は働き盛り世代で、毎週決まった時間に欠かさずに通学することは簡単なことではないでしょう。

また、私の場合、子供が4歳と2歳であり、いろいろとお金が必要な時期であったためまとまったお金を用意できませんでしたが、これも結構な方に当てはまるのではないでしょうか。

地方の方だと③の理由も考えられます。

では、そのような場合には中小企業診断士の合格は諦めるしかないのでしょうか。

私が選んだのは「通信講座」という選択肢でした。

中小企業診断士試験に独学で合格するために

さきほど挙げたような理由で予備校通学を諦めて、独学を考えている方でも、下記のような条件に当てはまる方は多いのではないでしょうか。

① 片道30分〜1時間の通勤時間がある
② 月5,000円程度なら費用捻出できる
③ とりあえず無料講座ならお試ししたい

以上のような方は、完全な独学ではなく通信講座を選ぶべきです。

中小企業診断士試験は、通信講座でも十分に合格できると断言できます。

むしろ、忙しい社会人が学習時間の捻出がしやすいため、予備校通学にも負けないほどの合格率になってきています。

通信講座は以下の2つから選ぶことを強くおすすめいたします。

おすすめスタディング『中小企業診断士 1次2次合格コース[2024年度試験対応]』

おすすめ診断士ゼミナール『一次二次試験プレミアムフルコース』

なぜなら上記2つの通信講座は、他の通信講座よりも圧倒的に価格が安いのです。

以下は中小企業診断士の通信講座4つをまとめたものです。
(ユーキャンは2020年度より休講となってしまいました)

最安値コース最高値コースおすすめコース
スタディングミニマムコース
48,400円(税込)
プレミアムコース
69,300円(税込)
スタンダードコース
53,900円(税込)
診断士ゼミナール1次2次試験プレミアムコース
54,780円(税込)
1次2次試験プレミアムコース
54,780円(税抜)
1次2次試験プレミアムコース
54,780円(税抜)
クレアール1次2次ストレート合格スタンダードコース
113,400円(税抜)
1次2次ストレート合格パーフェクトコース
135,000円(税抜)
1次2次ストレート合格スタンダードコース
113,400円(税抜)
ユーキャン休講休講休講

上記のように、「スタディング」と「診断士ゼミナール」がずば抜けて価格が安いことが分かります。

3つの通信講座では合格できないクオリティのものはありませんので、通信講座は安いほうが良いのです。

私は中でも「スタディング」の「スタンダードコース」を選びました。

その理由は以下のようなものです。

私がスタディングを使用した理由
① 片道30分~1時間通勤時間で学習がすすめられた
② 月5,400円×12ヶ月の分割払いで支払負担が抑えられた
③ カリキュラムがしっかりしているため計画的に学習できた
④ 予備校のような合格ノウハウを得られた
➄ 二次試験対策講座が無料だった

「スタディング」は独学のデメリットを効果的に埋めてくれたので、1年でストレート合格することができました。

「スタディング」は無料でお試しが出来ますので、通信講座を選ぶなら一度下記から体験してみるといいでしょう。

※スタディングは無料でカリキュラムを体験することができます。
メールアドレス登録とパスワードの設定だけで個人情報入力は不要です。
しつこい勧誘もないので、是非、無料登録だけでも済ませておくべきでしょう。

中小企業診断士独学が無理な理由~まとめ~

以上、今回は中小企業診断士独学が難しい理由についてまとめてきました。

完全独学での合格は、上述のとおりかなり難しいのが現実ですが、通信講座を併用することで効果的に対策をすることができます。

これから中小企業診断士を目指すという方は、独学の弱点を補う対策をして臨むようにしましょう。

それでも、通信講座を使わない完全独学を目指す方はこちらを参考にしてください。

みなさんの挑戦が報われますように!!

では、また理由

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