中小企業診断士試験難易度

中小企業診断士に興味を持ったみなさん、こんにちは。

一般的に社会人が受験する資格のイメージがある中小企業診断士試験ですが、実は近年では最年少では高校生で合格者がでており、毎年のように10代の合格者が出ています。

就職難の現代において、中小企業診断士のような難関資格を持っていることは、今後の就職活動で有利にはたらいたり、キャリアプランにおいて武器になるでしょう。
 
本日は中小企業診断士試験の最年少合格者と、10代での受験の実状を検証していきたいと思います。

中小企業診断士試験の最年少合格年齢は16歳!?

では、近年5年間の中小企業診断士試験での最年少合格者を見ていきましょう。
 
データは中小企業診断士試験を実施している「中小企業診断協会」で公開されている【統計資料】から引用しています。
 
この統計資料で公開されている中小企業診断士試験の最年少合格者をトレースすると、以下のとおりになります。
実施年 一次試験 二次試験
平成26年試験 19歳 19歳
平成27年試験 19歳 20歳
平成28年試験 20歳 20歳
平成29年試験 16歳 20歳
平成30年試験 19歳 19歳
ご覧のとおり、平成29年度試験において、16歳で1次試験に合格している猛者がいます。 
おそらく高校生だと思われますが、社会人経験が有利に働くこの試験において、学校の勉強をしながらも合格を果たしていることを考えると、相当な頭脳を持っていることが想像できます。
ですが、データをもとにしてみると平成30年時点では残念ながら二次試験は合格していないようです。
もしかすると2次試験自体を受験していないかもしれません。
なお、2次試験までの合格で見ると、平成26年と平成30年に10代の合格者が出ています。

10代であの事例Ⅳで合格点をたたき出していると考えると、相当な頭脳を持っていると想像できます。

10代の合格者数、合格率は?

同様に【統計資料】からデータを引用します。
 
この統計資料の【20歳未満合格者数】を10代の合格者とすると、以下のとおりになります。
実施年度 一次試験 二次試験 合格率
受験者数 合格者数 受験者数 合格者数
平成26年 77 2.6%
平成27年 64 0%
平成28年 67 0%
平成29年 74 0%
平成30年 96 1%
となっています。
 
一次試験について、27年から30年度まで受験者数の増加傾向が見えますが、合格者数は一貫して3~4人ほどです
 
対して、二次試験合格者数ですが、ここ5年で合格したのは3人のみで、平成30年度に4年ぶりに合格者が出ています。
 
19歳での合格ということは、大学一年生です。
そのころ、私が遊び惚けていたことを考えると、相当意識が高い方なのだと思います。
普通はこの資格を受験しようという気持ちにすらならないと思いますので、本当に尊敬します。
 
全体の合格率の傾向をまとめると10代の受験者数は増加傾向だが、合格率は極めて低いといえるでしょう。

10代の中小企業診断士試験挑戦のメリット

10代にとっては狭き門の中小企業診断士試験ですが、合格のメリットはあるのでしょうか。

10代でビジネスの全体像を知ることができる

最も大きいメリットはこれでしょう。
早いうちにビジネスの全体像を知っていることで、大学生活4年間+@の時間を社会人になるまでの準備期間という意識で過ごすことができます。
つまり、ビジネスをするためにはこのような能力が必要であるから、今の時期はこの能力をつけよう、という感じで逆算してスキルアップを図ることができます。

上手に活用すれば就職に有利になる

広くマーケットを見られる能力はビジネスにおいて重要な能力であり、最初からその能力の素地があるという点では、中小企業診断士資格を持っている学生は企業にとって大変魅力的でしょう。
おそらく、大半の会社が幹部候補としてみてくれるでしょう。
就職戦争に勝ち抜くためには、中小企業診断士資格を持っていることは大きな武器になりうるのは間違いないと思います。

最年少での中小企業診断士試験挑戦のリスク

メリットがあれば、必ずリスクもあります。
 
最年少で中小企業診断士に挑戦するみなさんが不幸にならないように、ここからは10代での中小企業診断士試験挑戦のリスクを検証していきましょう。

学校との両立が図れない

上のデータでも示されていますが、10代で一次試験に合格した方で二次試験を受験していない方が毎年います。
8月の一次試験は夏休み中に開催されますが、二次試験は10月です。
学校も始まってしまっており、行事と重なってしまって受験ができなったのでしょう。
(8月から10月の間で誕生日が来て20代になった人もいるかもしれませんが・・)
 
そのため、10代で学生のうちに中小企業診断士試験に挑戦しようと考えているなら、学校のカリキュラムをしっかり下調べしておくことが必須でしょう。

学生の『学び』との親和性は高くない

 
ビジネスの全体像を知ることができると書きましたが、一方でその学びは学生時点では実感を得にくいことが問題点です。
社会人になれば中小企業診断士試験を通じて学んだことを使う機会にあふれており、実戦で活かすこともできます。
しかし、起業などをしていない限り、学生時点では知識を活かす機会はあまりなく、忘れてしまうのも早いでしょう。
 
そのため、個人的には学生時代は英語や、専攻学問の強固な基礎を作ることのほうが大切だと思っています。
 
実際に私自身、大学時代は基本的に遊び惚けていましたが、唯一真剣に力を入れたことがあります。
それは高校時代に苦手だった英語です。
大学時代に真剣に取り組んだおかげで、社会人になった今も英語に苦労することはありません。
 
また、就職活動や入社後においては、自分の専攻した学問を深く学んでいることが非常に重要です。
なにかに特化し、深く学んでいる人は、たとえ違う分野で合っても仕事を身に着けるのも非常に早いからです。
 
ですので、中小企業診断士試験に取り組むことも大切ですが、一方で本業がおろそかにならないことに注意が必要だと考えます。

就職活動で有利にならない場合も

 
中小企業診断士資格をとれば、就職活動で有利になると考えて受験を検討している方もいるかもしれません。
しかし、これは必ずしも期待している効果が得られないことも多いようです。
 
これについては下記の記事でまとめましたので読んでみてください。
 

最年少で中小企業診断士に合格するのための戦略は

中小企業診断士試験は確かに難関試験で、合格するのが非常に難しい試験です。
しかし、受験した方ならわかると思いますが、使う知識自体は高校卒業程度レベル十分であり、解けない問題はありません
そして、学生の最大の武器として時間と柔軟な頭脳があります
一方で、社会人の強みであるビジネス経験がないという弱みもあります。
ビジネス経験を積んだ社会人は中小企業診断士の学習においては、学習内容と業務経験がつながる瞬間があり、記憶の定着が図りやすいのです。
10代や学生の受験生が社会人に勝つためには、時間と頭脳を効率的に、かつ最大限に活用するしかありません。
まずは、一次試験までに1000時間をしっかり確保しましょう
この時間と若さという武器を活かせば、合格できる可能性はかなり高くなると思います。
 
また、学生には金銭面での弱みもあります。
予備校に通うと30万円以上の費用がかかりますので、家族に援助をもらうための説得や、自分で捻出することへのハードルは非常に高いでしょう。
ですので、完全に独学で学習を行うか、通信講座を活用するのが現実的です。
通信講座ならば5万円くらいからしっかりしたカリキュラムで学習ができます。
当サイトでは教材費10万円以内のおすすめの教材組み合わせも提案しています。
是非、参考にしてみてください。

まとめ

今回は、最年少での合格者について検証してみました。

学生での中小企業診断士合格は狭き門です。

しかし、チャレンジする価値は大きいと思います。

本記事が挑戦するみなさんのお役に立てれば幸いです。

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